孫が大きくなって、世話をしていた時間が自由になったり、定年退職して、今まで仕事をしていた時間がぽっかり空いてしまったりなど、シニア世代の方の中には自由になった時間をどのように過ごしたらよいか迷っている方も多いかもしれません。

そこで、何か新しく趣味を見つけて始めようかと思った時に良くあるものに、スポーツクラブに入会したり、登山をしたり、旅行にでかけたりといった趣味があります。

それぞれ良い点がありますが、最近特に注目されている「健康麻雀」も、シニアから始められる趣味の一つとして是非検討されてはどうでしょうか?

脳の活性化に有効!?

まず一つ目の理由として、麻雀というゲームは極めて頭脳的なスポーツであり、脳の活性化にも有効と考えられています。

そして、麻雀は、頭だけではなく指先を使い続けながらプレーしますので、これも脳への刺激になります。
また、他のボードゲームと異なり、基本的に4人で行うゲームの為、お互いコミュニケーションを保ちながらプレーするのも良いところです。
配偶者の死別や、子供が近くに住んでいない等、慢性的にコミュニケーション機会が少なくなってしまったシニアも多くなっていますが、麻雀はとても刺激になります。

このように、麻雀は、頭をつかい、指先もつかい、さらにグループで会話も適度に楽しみながらできるレジャーです。

実力差があっても一緒に楽しめる

将棋や囲碁の愛好者も多くいますが、シニア向けレジャーとして不向きな点として、実力差があるとお互いにつまらなくなってしまう点があります。
また、二人だけでのプレーなので、麻雀ほどコミュニケーションが求められない点も、ある意味シニア向けレジャーとしては不向きかもしれません。

その点、麻雀は、基本的なルールがわかっていれば、多少実力差があってもお互い楽しむことが十分できます。

良い意味で、運の要素や、プレーヤー同士のによる駆け引きによる予想外の巡りあわせも生まれますので、初心者でも上級者に勝ことも十分可能です。

一方で、長期的にゲームを続けていくと、やはり実力差が成績として現れるゲームです。ですので、技術や経験を磨くことで少しづつレベルアップする達成感も十分味わうことができるのも魅力です。

また、ゴルフコンペのようなミニ大会で、実力を問わずみんなで楽しむこともできます。

比較的安価に続けられる

麻雀の場合は、どんなに設備やスタッフが整っている環境で行っても、せいぜい1時間500円程度です。(雀荘でも風営法でゲーム代の上限が定められています)

また、公民館等を利用し非営利で行っているところでは、3時間1000円程度で続けられるところも多くあります。

シニア向けの健康スポーツとしてゴルフもまだまだ人気ですが、それに比べるとかなり安価に続けられます。また、麻雀は基本的に道具にお金がかかることもありません。
他に、登山や旅行といったレジャーもシニア層に人気がありますが、それに比べてもやはりお金はかかりませんし、体力を酷使するようなこともなく、天候にも左右されませんので、無理なく続けられます。

一方で、自宅でメンバーを集めてやればタダでできてより経済的だという意見もあります。もちろんその通りですが、健康麻雀は単にプレイするだけではなく、様々な人たちとの交流を通して楽しみを共有するところも大事な点ですので、多少の費用がかかっても、教室やサークルでのプレイの方がおすすめです。

また、どうしても仲間うちだけでやると、賭け麻雀や飲酒などの誘惑も生まれやすくなるといったデメリットもあります。

マージャンは難しくない

麻雀はルールが複雑で覚えるのが難しいといったイメージを持たれている方が多いかもしれません。
特に賭けマージャンの世界では、「ルールが良く知らない」=「負けてお金を取られる」ことになるので、ルールの知識は死活問題になります。

しかしながら、当会では健康麻雀全国会のノウハウを参考に、初心者向けには、競技として重要性の低いルールは簡素化し、より初心者にも憶えやすい方法を採用しています。
点数計算についても、習熟度の近いメンバーを揃えてプレイしたり、ボランティアスタッフの協力をもと、無理なく憶えられるように配慮しております。

一方で、中級者以上で行われる例会については、従来型の麻雀ルールも採用し、様々なレベルの方々に楽しんで頂けるように対応しています。

このように、当教室では習熟度や目的に合わせて、学びたい方、遊びたい方、競いたい方を分けることで、多くの皆さんに麻雀を長く楽しんで頂けるように心掛けております。